群馬大学医学部推薦対策塾
医学部受験ガイド 進路

医学部ではなく、救命救急士という道を選ぶということ

医療の道と聞くと、多くの人がまず「医師」や「医学部」を思い浮かべます。しかし、命の最前線に立ち、いちばん最初に人の苦しみと向き合う存在がいます。救命救急士です。

救命救急士は「医師の下」ではない

救命救急士は、医師の指示を待つだけの存在ではありません。救急車の中という限られた時間と環境で、瞬時に判断し、行動し、命をつなぐ。その判断ひとつで、後遺症が残るかどうか、助かるかどうかが変わることもあります。そこにあるのは「上下関係」ではなく、役割の違いです。

現場で感じた、救命救急士という存在の重み

私自身、救急搬送された経験があります。そのとき、傷を見て、状況を説明し、「縫わない選択肢もある」と冷静に助言してくれたのは、救命救急士の方でした。もしあの一言がなければ、私は十分に納得しないまま治療を受け、後悔していたかもしれません。命だけでなく、その後の人生まで考えてくれた判断でした。その姿を見て、「この人たちは医療の本質を担っている」と強く思いました。

医学部に行かなくても、命を救う道はある

「医療=医師」という考え方は、あまりにも単純です。救命救急士は、医師とは違う専門性を持ち、医師にはできない判断を現場で行い、人の命と最初に向き合う職業です。医学部に進まなくても、救命救急士として誇りを持って生きる道は、確かに存在します。

救命救急士になるには──群馬県の場合

国が指定する養成施設で専門教育を受け、国家試験に合格する必要があります。

どんな人が向いているか

「肩書き」ではなく「人として、どんな医療者でありたいか」を大切にできる人こそ、この仕事に向いています。そういう人を、私は全力で支えたいと思っています。

最後に

医師になることだけが正解ではありません。救命救急士になることも、看護師になることも、どれも尊い選択です。大切なのは、なぜその道を選ぶのか。命を守りたい、人に寄り添いたい、現場で役に立ちたい。その想いがあるなら、救命救急士という道は決して「次善」ではなく、最前線の選択です。

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