自閉症の学習法1

自閉症の学習法1

アスペルガー症候群は、古い診断名で現在は自閉症スペクトラム障害に含まれます。対人関係の障害やパターン化した興味や活動という自閉症の特徴はありつつ、言葉の発達や知的発達に遅れが見られないことが特徴です。アスペルガー症候群の特徴としては、遠まわしな表現や比喩を使った表現、表情やしぐさから相手の感情を読み取ることが苦手なことが挙げられます。その他にも、一度決まったルーティンが崩れたり、新しい環境へ適応が必要になったりするなど変化に対する抵抗が強くあるとも言われています。
アスペルガー症候群は知的発達や言語発達の遅れがないため、気づかれにくいところがあります。また表面的な言語的コミュニケーションを取ることができ、学力的にも問題が生じていない場合もあるので、大人になるまで分からなかったという場合もあります。
コミュニケーションを苦手とする場合が多いため、笑顔でやわらかく「ダメだよ」「ここ、間違ってるよ」などと助言した場合でも、「ダメ」「間違い」という否定的な言葉だけを拾ってしまい、必要以上に傷ついてしまうことがあります。一方、相手の顔色を過度に気にして、「どちらでもいいよ」など曖昧な指示を出されたときに「どっちにすればいいんだろう?」「間違えたら怒られる」と、パニックのような状態になることもあります。以上を踏まえると、学習をサポートする際の声かけには十分な注意であることがわかります。また、こだわりが強く新しいことが苦手だと言われています。そのため、どの学習においても予習をして気持ち的な余裕を持たせておくことが重要です。また、授業の復習を短時間かつ繰り返し行うことで学習を定着させる必要があります。学習を始める前に予定表を作って渡すことで、安定した気持ちで勉強に集中させることが期待できます。自分の思考と違うスケジュールや予定外のことが苦手なので、事前に何を学習するのか伝えると安心して取り組めます。

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