自閉症の学習方法2

自閉症の学習方法2

ギフテッドは、知能指数(IQ)が高い人と同義と捉えられていたこともありましたが、本来の意味は単なるIQとは異なります。現在では、以下のようなスーザン・K・ジョンセンによる定義が主流です。ギフテッドもしくはタレンテッドという言葉が用いられた子供、学生、若者は知性、創造性、芸術、リーダシップ、あるいは特定の分野において高い潜在能力を示す。また、そうした能力を十分に発揮させるには通常の学校教育にはない支援や活動を必要とします。
ギフテッドはこれらの能力の他に、特性として普通の人たちよりも、刺激に対して過度に敏感であったり、精神活動が過剰に活発だったりするために、人の数倍の早さで学習することができたり、素晴らしい芸術表現ができたりします。一方で、この過度な激動性のために、情緒も不安定になりやすくなってしまいます。さらにある分野において並外れた高い能力を持つために、得意不得意が顕著に分かれます。周囲と違うことを嫌い、自分の才能をわざと隠して普通以下の成績を取ろうとしたり、過度激動を感じないように周囲から離れ、刺激を受けないようにしたりする場合もあります。そのため、通常の教育では彼らの本来の才能を引き出せず、また、均衡の取れた成長を促進できません。
このようなことから、欧米においては、ギフテッド個々人に合わせた教育支援プログラムを提供する学校が存在しています。具体的な方法としてはエンリッチメント方式(ギフテッドの子も一般の生徒たちと一緒に過ごすが、通常学級の中で一般の生徒よりレベルの高い内容の宿題を渡すなどして才能を存分に発揮できるような機会を創出する。)、プルアウト方式・取り出し方式(ギフテッドの子どもは一般的な生徒との間に違和感を持つので同士が集まって一緒に学ぶ機会を作る。興味に応じて、ハイレベルな学習が提供され、社会情緒的な面でのサポートも行う。)、アクセルレイト方式(いわゆる飛び級。年齢ではなく、本人の能力により1段階上の学年や学校に進む。)などが行われています。このようにギフテッドの才能を見極め、その子にあった学習方法を導く必要があります。

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