エンプティチェア・モデリング

エンプティチェア・モデリング

「エンプティチェア・モデリング」とは、心理療法の世界において、ゲシュタルト療法の代表的なテクニックとなっているものである。その名の通り、誰も座っていない(エンプティ)、椅子(チェア)を使った効果的な技法である。
具体的には、まず誰も座っていない椅子にクライアントが過去に言いたいことを伝えられなかった人を想像してもらう。例えば、病気や事故でこの世から去ってしまった愛する人などという場合が多い。クライアントは心に傷を負い、心の病を発症していることがある。ゲシュタルト療法ではクライアントを巧みに誘導して、誰もいない椅子に想像してもらった相手のイメージに言い残したことを全てぶつけさせる。「本当に、ありがとう」といった感謝の言葉など、心に溜めていたことを全て表に出してもらう。過去の体験を呼び起こして、心に引っかかっていた感情を吐き出してもらうことで、マイナスの感情を解消することが出来る。このようにして、今まで言えずに後悔していたことを解放する機会を与えることで心の病を治癒する効果があるとされている。

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